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「俺が、をなくす」
「自分の考えることは頼りにならない」
「思儀に与らず」
「自分が判断できるというのは間違い」
「わけわからん、が正解に近い」
「もとこの通りにある」
「何かしようってのが間違い」
「あるとかないは人間の取り決め」
「てめえというお仕着せ脱げ」
「坐って答え出してください」
「絶望とか、生き甲斐とかない、すべてはここにある」
「至ろうと思うから至れない」
「坐に教えてもらう、坐に連れていってもらう」
「もともとこうあるのに手をつけるから気づかない」
「えーん」
「仏教とはなんにもない」
「つくりものは壊れる」
「小鳥のように鳴く」
「わけわからんものを求めているので、わけわかったら間違い」
「ちきしょう、くそったれ、とかやってるうちは坐が坐にならない」
「吐く息、吸う息も自分のものではない」
「ほっときゃ、素晴らしくなる」
「そんな難しく考えない、ほっとく、これ手付かずの工夫、只管打坐といいます」
「そう、どうしようもないんです」
「外百パーセント、内百パーセントで、二百パーセント」
「ほっとくとだんだんこう、合わさってくるんですよ」
「バット振るときはバット振る、あれこれ考えない、坐るときは坐るんです」
「三歳までの赤ちゃんでいいんです、楽しいこた楽しい、悲しいこた悲しい」
「若いと早いよー」
「これだ、っていうのはある、必ずわかる、それからは、意識の生活とそうでない生活、ふたつあります」
「わはは、まあ、がんばってください」
「袈裟以外につぐものかあったのか、ない、ないんですよ」
「ないものは滅びない、壊れない」
「どうぞ法をついでください、わしを証明してください」
「手間暇かからんですよ」